2022-12-23 ニュース
企業価値向上に資する「人的資本可視化支援サービス」の提供を開始~投資家視点を踏まえた他社比較・業界比較が可能な独自スコアを開発~
アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 永井歩)は、人的資本可視化スコアを活用した「人的資本可視化支援サービス」の提供を開始します。「人的資本可視化指針」や「ISO30414」等のフレームワークを読み解き、最低限の開示への対応に加え、重要ステークホルダーである投資家の視点をより深く組み入れることで、企業価値向上に資するスコアリングを実施します。
不確実性の時代において、企業の競争優位性や企業価値向上の源泉は、有形資産から無形資産にシフトしています。そのような中、注目を浴びているのが「人的資本」です。人材戦略の構築を示した「人材版伊藤レポート2.0」、内閣官房による「人的資本可視化指針」が相次いで公表され、また2023年3月期決算からは一部企業を対象に有価証券報告書における人的資本開示義務化が予定されています。
しかし企業においては、「人的資本開示に関するガイドラインが乱立し、どのように取り組めばいいのかわからない」「人的資本データを扱う専門家が社内に不足している」などの課題を抱えている様子がうかがえます。開示のために努力しても、企業価値向上につながる道筋が見えないといった声も聞かれます。投資家側も単に羅列された開示項目ではなく、各項目がどのように企業価値と結びつくのかを示すような、納得感のある価値創造ストーリーの開示を求めています。
そこでアスタミューゼでは、企業価値向上につながる人的資本可視化を実現するため、投資家が評価する上で重要な「企業価値との関係性」と「比較可能性」に注目した人的資本可視化スコアを開発しました。「人的資本可視化指針」や「ISO30414」等のフレームワークをふまえた最低限の開示指標をベースとして、企業価値と関係性が深い指標や分析結果を活用した、投資家視点のスコアリング設計としています。
主な特徴は以下の3つです。
- 既存のフレームワークを踏まえた最低限の開示項目に加え、「創造性」や「生産性」など企業価値創造に紐づく切り口を統合。投資家への訴求ポイントが明確になります。
- 客観的なデータに基づいたスコアであるため、自社情報の収集という負荷の高い作業が不要※であり、かつ恣意性を排除できます。
- また、他社比較や業界平均との比較が可能であるため、現在地の把握ができ、それを戦略に反映させることができます。
※公開データが欠損している場合については情報収集して補完するケースがあります。
※ 比較対象とする母集団により、一部評価できない項目が発生する場合があります。
図1:アスタミューゼ人的資本可視化スコアの構成
図2:アスタミューゼ人的資本可視化スコアのアウトプットイメージ
また、スコアリングサービスに加えて、スコアに基づいた人的資本可視化支援サービスも展開いたします。スコア間の関係性も考慮し、企業価値向上につながる人的資本開示のストーリー構築をします。経営企画部、人事部、サステナビリティ部署、その他人的資本経営やIR開示に関わる業務において、課題に応じたご支援を提供します。
【価格】
80万円~(税抜)